1960年代、旧ソ連で宇宙飛行士の筋肉強化や骨密度の向上を目的に開発された全身振動運動器 (Whole Body Vibration)
無重力状態の宇宙スペースでは重量を利用した運動はできないため、 筋力や骨密度が衰えて、宇宙飛行士が正常な身体状態を維持することが難しくなり、長時間宇宙に滞在することができません。
したがって、宇宙でも長期間滞在しなければならない宇宙飛行士の筋肉を強化させ 骨密度を高めるために、研究開発されたのがまさに全身運動器(WBV)の始まりです。
当時、宇宙科学の先発走者だったロシアは全身振動運動(WBV)を宇宙飛行士に 適用させてみた結果、約20日ぶりに宇宙飛行を中断して帰還したアメリカの宇宙飛行士と違って、約420日間も宇宙生活をしたことで、ロシアの優れた科学を立証したのです
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